清水桜が丘高等学校・首都大学東京 高大連携事業 夏期講習(生物基礎・生物)
システム管理者 (2017年8月26日 20:13)|
清水桜が丘高等学校・首都大学東京 高大連携事業
夏期講習(生物基礎・生物) 「ショウジョウバエ実習」
平成29年8月22日(火)
清水桜が丘高等学校
<担当教員と講師>
清水桜が丘高等学校2年生 担当 西尾直也教諭
実習「キイロショウジョウバエの野生型と突然変異体の観察」
首都大学東京 大学院理工学研究科 生命科学専攻
細胞遺伝学研究室 ショウジョウバエ系統保存係 井出 俊和 氏
「ショウジョウバエから生命科学を」
細胞遺伝学研究室 博士後期課程1年 大沼 航平 氏
「様々な疾患モデル動物としてのショウジョウバエが利用される理由とその研究例の紹介」
進化遺伝学研究室 博士後期過程2年 秋山 礼良 氏
「生物の体色から読み解く進化 -『種分化』とは何か?-」
遺伝や発生をはじめとした生物研究の代表的な実験材料であるショウジョウバエについて、首都大学東京の3名の講師に御協力いただき、実習・講義を行った。
「ハエは汚い」という先入観をもっていた生徒もいたが、ショウジョウバエの性質を理解して以降は、双眼実体顕微鏡を使用してキイロショウジョウバエの野生型や
数種類の突然変異体を興味深そうに観察する姿が見られた。また、講義では「病気のしくみの解明と治療法の確立」と「進化のしくみの解明」という異なる課題の
解決にショウジョウバエが用いられることを知り、なぜショウジョウバエが生命科学の解明に重要な役割を果たしているのかを学ぶことができた。
生徒たちにとって現役の大学院生からお話をうかがう機会は大変貴重なもので、「難しいけどおもしろかった」「研究というものの奥深さを垣間見ることができた」
との意見が数多く聞かれた。