校長あいさつ

静岡の未来の創り手、育みます。

静岡市立清水桜が丘高等学校は、静岡市立清水高等学校と静岡県立庵原高等学校が再編整備され、平成25年度に開校した普通科と商業科が併設される学校です。令和4年度には、開校から10年の節目を迎え、現在は不確実性が高く将来の予測が困難な時代に応じた、新たな学校の魅力化に取り組んでいます。

令和6年度からは、スクール・ミッションとして、地域社会に貢献する未来の静岡の創り手を育むため、「つながる学び×つかえる学び」を通して、自己を律する力、共に創り上げる力、突破する力の3つの力の育成を掲げました。スクール・ミッションにおける「静岡の未来の創り手、育みます」のフレーズは、予測が困難な時代において、本校に期待される社会的役割をシンプルかつパワフルに表現しています。

このスクール・ミッションを踏まえ、本校の教育活動の指針として、グラデュエーションポリシーとカリキュラムポリシーを併せて定めました。特に重要なグラデュエーションポリシーでは、「自己を律する力」「共に創り上げる力」「突破する力」の3つの力の育成を掲げています。

1つめは「自己を律する力」です。他者への配慮ができ、主体的に目標を設定し、達成に向けてひたむきに取り組む姿を求めます。他者に優しく寛容で、それでいて己に厳しい。

その姿は、周囲から尊敬の眼差しで見つめられることでしょう。

2つめは「共に創り上げる力」です。自他の考えを尊重し、対話を通して仲間とともに課題解決に導き、その喜びを共有していきます。課題解決とは、誰かの困り感にフォーカスし、その解決策を考え、実現することです。それによって必ず誰かを幸せにします。この誰かを幸せにするプロセスを、共に喜び、分かち合っていきます。

3つめは「突破する力」です。柔軟な発想と行動で自己の限界を打ち破り、自他の幸福を追い求めます。今日の自分より、明日の自分は良くなれる。失敗は、次の挑戦につなげる学びと受け止める。どこまでも未来志向の生徒を育んでいきます。

これらのグランドデザインを基に、新たなことに積極的にチャレンジし、立ち止まることなく常に進化を遂げていきたいと考えています。ここから始まる大きな飛躍を楽しみにしていてください。今後とも応援のほど、どうぞよろしくお願いします。

静岡市立清水桜が丘高等学校校長  鈴木 孝明